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自由への教育
本日は臨時休業を頂いて、外出予定でしたが、なくなったので、通常通り営業しております。先ほど、和多志に「チ ー地球の運動についてー」というアニメを観るきっかけを頂いたお客様がご来店されました。その方は、旦那様が理系で天文について語り出すと止まらない方のようです。和多志は文系で天文についてあまり詳しくありませんが、大変ハマりました。このアニメを通じて、文字や言葉の持つ可能性及び危険性について氣づかせて頂きました。有難うございます。
現在、教育と哲學に興味を持っています。ある尊敬する整体の先生がきっかけで、ルドルフ・シュタイナーさんのことを数年前に知り、氣になって5冊ほど本を読ませて頂きました。ところが、抽象概念が多くて読んだつもりでまったく頭の中には入っていない、という印象です。もう少し自分自身の器を広げた後に再度挑戦してみようと思います。割と有名になって来たので、ご存知の方も多いかもしれませんが、ご存知でしょうか?
ルドルフ・シュタイナー(1861-1925)は、オーストリア生まれの哲學者、教育者、神秘思想家です。科學と神秘性の統合を目指し、人智學を確立しました。また、シュタイナー教育を考案し、世界中に広めました。芸術、医療、農業など幅広く活動した方です。
和多志は、まだまだ皆様に語れるほど、深く理解できておりません。まずは、シュタイナー教育のことを知ってから、彼の哲學を理解する助けになれば、良いと思っています。
シュタイナーは教育のことを「自由への教育」と表現しています。自由を得るための教育。まさに、その通りな氣がしてなりません。また、この自由についても具体的に定義しています。シュタイナーの言う自由とは、”want to(やりたいこと) = have to(やらなければならないこと)が一致した所に生まれるもの”だと表現しています。和多志も自分自身が何をしたいのか?わからない時期もありました。この問題に直面している人がこの國には多いと思います。それは、社会や世間や周りからの要請やルールやしなければならないことが、多過ぎるからだと思っています。ただ、これはシュタイナーが言っているhave toの意味とは異なります。 それは、氏命や天命を見つけることであり、自分で見つけた課題に向き合うことだと、言っています。和多志も、これまで公務員試験に落ちたり、会社をクビ(退職勧奨)になったこともあります。ただ、振り返って思うのは、そのどれも全ての経験が今の自分の道を正す為にあった経験だと思えます。また、本当に多くの人に恵まれていると感じています。これらの全てに経験を通して、自分の氏命や天命と思われるものに出会えた氣がします。また、これはシュタイナーが言っているwant to = have toが一致している所に生まれたもののような氣がします。
Thinking 思考ー頭
Feeling 感覚、感情ー心
Willing 意志ー手足
これらの3つの違いを理解しながら、教えることが大事とされています。また、0-7歳の時期に「善」=意志の発達をする時期だと考えられていて、大人の模倣をします。また、7-14歳の時期に「美」=感情の発達をする時期だと考えられていて、誰の真似をするのか自分で選ぶようになるようです。
ルドルフ・シュタイナー「教育者は世界秩序の代表者」という名言がありますが、これは、7-14歳に子どもが尊敬できる人に出会うか、という視点が非常に重要なことから、このように表現されたようです。また、後のその尊敬する人及び秩序から離れることの重要性も説明しています。※「守破離(しゅはり)」とは、茶道や武道などの修行の過程や成長段階を表す言葉で、基本を学び、発展させ、独自の境地を目指すことを意味します。
和多志が教育に興味を持った理由は、幼少期に教えられたことは、潜在意識の中にすーっと入りやすく、11歳頃から潜在意識と顕在意識の間に壁ができるということ(これも尊敬する整体の先生から學んだこと)を、自分自身の経験を通じて學んだことがきっかけでした。自分は摂食障害というきっかけがあったお陰で、自分自身が変わるきっかけを頂けました。ただ、そのように半ば強制的に自分と向き合うきっかけを頂けなかったら、そこに向き合っていなかった可能性が高いです。
例えば、健康な人は、健康に対して意識しない方が多いと思います。実際に自分が健康を害して初めて、本当の意味での健康の有り難みがわかるのだと思います。それによって、もう同じような過ちを繰り返さないように、思考や意識が変わり、実際の日々の行動が変わってくるのだと思います。あるいは、世間的に、癌や病氣で亡くなっていると言う情報を受けて、それに対して恐れて意識する方もいるかもしれません。和多志は摂食障害克服に約8年という時間を要しました。その中で、本当に数えきれないほどの経験を積むことが出来ました。ただ、日本という國全体で考えたら、最初からそこと向き合わずに、生きていける人が増えたら、もっと平和な世の中になるのではないか、と思いました。小学生、中学生、高校生という若さで自分の命を絶つ人が増えているようですが、信じられないです。ただ、見方を変えると、その若さで人生について本氣で考えているのかもしれません。もしくは、誤った世界の認識によって絶望し、楽になりたくて死んでしまうのかもしれません。これらは、世界に対しての認識を改めていくことで、子どもに限らず大人も自由を獲得して、充実した人生を生きていけると信じています。そんな思いを抱いていたら、勝手に教育に興味を持っていました。自分にできることは何か考えていました。
歯切れが悪いかもしれませんが、ここまでにします。今日もお読み頂き有難うございます。
彌榮ー